土の表情がかっこよく、どこか無骨ながらも洗練された雰囲気が漂う器を作陶されているフルカワゲンゴさん。
こちらはミニマルなデザインのマグカップです。容量は適量で200〜250cc程度と大変使いやすいサイズ感。底に向かって広がった安定感のある形状と細めのスタイリッシュな持ち手が特徴です。
炭化のお色はマットで高級感のある落ち着いたマットなブラックをベースに、土に含まれる鉄分などの性質による黒や茶褐色の濃淡、土の素材感の個性を楽しめるお色。
使い勝手のよさが間違いのない黒のうつわですが、ただそれだけではなく、職人による手仕事や天然素材のよさを存分に感じることのできる風合いで、ぐっとテーブルを格上げしてくれます。
マットな分、使いはじめのうちはシミなどが気になるかもしれませんが、徐々に馴染んで深みが増していくので、あまり神経質にならずにどんどん使って変化も楽しんでいただきたいうつわです。
ものによって黒の濃淡の表情が出ていたり、ふわっと存在感のある茶褐色のグラデーションが入っているものなどがございます。個性あふれる表情も含め、手仕事と自然素材ならではの醍醐味としてぜひお楽しみください。
土の表情は一点一点絶妙に異なり、まさに一期一会。ひとつひとつとの出会いを楽しんでいただければと思います。
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幅:約100〜150mm
奥行き:約70mm
高さ:約85〜90mm
容量:満水時 約300cc(適量:200〜250cc)
手づくり品のため、色、サイズに若干の個体差があります。
【 素材 】
陶器
※ひとつひとつ手作りでつくられているのためカタチや大きさ、ピンホールや釉薬の掛かり具合などもすべて個性があります。これも手仕事の味わいとして愛でていただけると幸いです。
【 取り扱い 】
電子レンジ×、食器洗い洗浄機×、オーブン×
炭化の作品は、米の籾殻とナラの木炭を器を匣鉢に入れて
炭化焼成をしています。
稀にその炭の匂いがマグカップに残っていることがございます。
もし気になる方は、お気に入りのコーヒーやお茶に一晩漬けるか、
30分ほど弱火で煮てください。
【作家プロフィール】
フルカワゲンゴ|Gengo Furukawa
1967年生まれ
2006年京都造形芸術大学卒業
現在、群馬県桐生市で作陶中。
【 フルカワゲンゴさんからのコメント 】
土は、焼き締まると永くソコに佇んでくれます。鉄や木や他のどんな素材よりも。土に真摯に向きあい、楽しんでカタチにしています。
作る時にカタチはもちろん テクスチャ(表情)も意識して作っています。陶芸には昔から仕事跡を残して景色にする技法があり、僕も先人に習って手捻りの軌跡や土がのびる表情などを大切にしています。
僕の作る器は、どれも経年変化するものばかりです。
使って、欠けたら継いで、茶渋が着いたり 銀が硫化して変色したり、時が景色を軌跡を刻んでくれます。
良い時もそうでもない時も、暮らしに寄り添い、ながくご愛用頂けたら嬉しいです。
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